当院では各種最新設備を導入し、診療にあたっておりますが、特に眼底出血を来たす疾患と白内障に力を入れています。種々疾患による眼底出血に対し、蛍光眼底造影やOCT(光干渉断層計)などにより診断し、抗VEGF療法やレーザー治療を施行しています。
レーザー治療はマルチカラーレーザーを導入し、種々の疾患やレーザー照射部位により、異なった波長を用いてより適切な治療を行っております。
また、白内障日帰り手術を施行していますが、現役世代で仕事を休めない方の為に、土曜日にも手術を施行しています。その他の種々疾患にも対応しており、スギ花粉症に対する舌下免疫療法も行っております。また、コンタクトレンズの処方も行っています。
※コンタクトレンズは併設の並木コンタクトにて販売しています。
光干渉断層計(OCT)
光干渉断層計(OCT)、蛍光眼底造影、眼底自発蛍光:OCTは層構造になっている網膜を断面的に観察する検査です。蛍光眼底造影は造影剤を用いて網膜の血管の状態を検査します。
眼底自発蛍光は網膜の機能を検査します。
視野検査計
見える範囲を調べるもので、緑内障や視神経に異常をきたす疾患や、網膜疾患に用いる検査です。
網膜電図
白内障や硝子体出血などで眼底が透見できない疾患の網膜の状態を検査します。
角膜内皮測定装置
マルチカラーレーザー光凝固装置・YAGレーザー
※ 左:マルチカラーレーザー光凝固装置
マルチカラーレーザー光凝固装置は、凝固する組織に応じて最適な波長を選択でき、 緑、黄、赤の異なる色のレーザーを出すことができます。緑<黄<赤の順に波長が長くなり、 レーザー光の深達度が深くなります。緑色や黄色はヘモグロビンに吸収されるので糖尿病網膜症などに使用します。
黄斑部色素のキサントロフィルは緑色をよく吸収するため、黄斑部では使用できません。 そのため黄斑部では網膜毒性が少ない黄色を使用します。加齢性黄斑変性などの脈絡膜血管新生は網膜の奥まで届く赤色を使用します。
※ 右:YAGレーザー
YAGレーザーは白内障手術後に水晶体嚢が混濁することがあります(後発白内障)。この治療に用います。
超音波白内障手術装置
手術室
回復室
受付
待合室
診察室
外観